総務県民生活委員会調査11月15日

　埼玉県浦和競馬組合は、埼玉県とさいたま市を構成団体とする一部事務組合であり、浦和競馬場において、地方公営競馬事業を実施している。浦和競馬場は、地方自治体の主催として日本で最初に開催された歴史ある地方競馬場である。

　浦和競馬組合では、平成元年度、累積赤字を25億円計上したが、経費節減や他競馬場との販売強化などを行うとともに、公営競技を主催する団体としては初めて「パパ・ママ応援ショップ子育て家庭優待制度」への協賛、「コエドブルワリー」とのタイアップ、「レディースデー」実施、「夏休みシリーズ」開催などの工夫を重ね、経営改善に努めた結果、昨年度、累積赤字を解消し、今年度から埼玉県とさいたま市への配分金が支払われる見通しである。そこで、25億円もの累積赤字を解消すると共に、女性や家族連れにも楽しめる県営競技事業の実施に取り組む埼玉県浦和競馬組合の状況を調査する。 

　株式会社テレビ埼玉は、埼玉県を放送対象地域とする独立ＵＨＦ放送局である。2006年4月にワンセグをスタートさせるとともに、ＣＩ(コーポレートアイデンティティ)を一新。愛称を「テレ玉」に、キャッチフレーズを「あなたにカンケイあるテレビ」とした。

　また、地域に密着した放送局として、「こんにちは県議会です」「週刊彩の国ニュース」をはじめとする、埼玉県の様々な広報番組を放映し、本県における広報活動において大きな役割を果たしている。さらに、「みどりと川の再生」などの事業についても、「彩の国みどりの基金」への寄附等を通じて、様々な形で県と連携して事業を推進している。そこで、埼玉県の広報番組を数多く手がける、株式会社テレビ埼玉を調査し、本県における広聴広報活動に関する施策の参考とする。