一般質問・答弁書 平成22年12月定例会
質問事項
2 教育問題について
(3)いじめ対策について
質問要旨
●平成18年以降いじめの問題にどう向き合い、どう対処してきたのか。
●いじめ対応ハンドブック「アイズ」を活用した研修などは行われてきたのか、教育長に伺いたい。
【答弁者】 教育長
答弁要旨
次に、(3)「いじめ対策について」でございます。
まず、平成18年度以降いじめの問題にどう対処してきたかでございます。
これまで本県では平成19年度に、いじめ対応ハンドブック「アイズ」を全ての公立学校の教員に配布し、保護者には「いじめ発見チェックシート」を配布するなど、継続して早期発見・早期対応に努めてまいりました。
平成21年度には、本県独自の道徳教材「彩の国の道徳」を作成し、児童生徒に「悪いことはしてはいけません。いけないものはいけないのです。」と教育しております。
また今回の群馬県などの痛ましい事件を受けまして、11月には各学校におけるいじめの実態把握の徹底を指示いたしました。
いじめの根絶には、子どもたちの一番身近にいる教員が、子どもの小さな心の変化や、救いのサインを決して見逃すことなく、常に子どもたちと正面から向き合うことが何よりも大切です。
そのために全ての教職員に対し、研修会などを通し「いじめは絶対に許さない」という強い意識を醸成し、早期発見のための心がけやノウハウの向上を一層図ってまいります。
次に「アイズ」を活用した研修でございます。
毎年、市町村の生徒指導担当課長会議や生徒指導担当者会議において「アイズ」を活用し、学校における組織的対応の在り方や、いじめ防止のチェックポイントなどを繰り返し指導し、いじめ防止の徹底を図っております。
今後とも、市町村教育委員会や学校、保護者、地域が一丸となり、いじめの根絶に向けて取り組んでまいります。