一般質問・答弁書 平成22年12月定例会
質問事項
5 県内観光の振興策について
質問要旨
●実態調査から得られた結果をどのように分析し、どう対処していくのか。
●観光振興のカギであるPRの精度とスピードを今まで以上に高く早くしていくために観光に係る情報をどう精査し、どんな工夫をしていくのか。
【答弁者】 産業労働部長
答弁要旨
御質問5 「県内観光の振興策について」お答えを申し上げます。
まず、埼玉県観光実態調査の結果の分析でございますが、県内には行ってみると満足度が高いけれども、認知度は低い観光スポットが多数存在することがわかりました。
認知度が低い原因は、ひとつには観光地として目を向けてもらえるようなPRが十分でなかったこと。
二つ目は、名物となるお土産やグルメの開発、おもてなし体制の充実といった観光地そのものの魅力アップの工夫が足りなかったこと、ではないかと考えております。
そのため、今後は、タイミング良く集中的に観光資源、観光スポットの情報発信を進めることや、新たな観光の目玉を育てるなど観光地自体のパワーを高めていくことが必要と考えております。
特にPRの精度を高めるためには、特定の年齢層をターゲットに絞ることや観光客の嗜好に合わせた戦略をたてることが重要です。
たとえば、来年の映画「のぼうの城」の公開に合わせ、歴史好きな人がその舞台である行田を訪れたくなるよう、戦国武将の鎧や衣装などの体験ができるコーナーの設置や時代物の観光イベントの実施など、観光地としての仕掛けづくりと積極的なPRを行うことが必要ではないかと考えております。
一方で、スピード感のある広報を実施するため、県の観光ホームページ「ちょこたび埼玉」の観光特派員ブログやイベントカレンダーなどを使って、現場から直接、日々更新できる口コミ情報などを活用して、旬の情報をタイムリーに発信し、県内観光の振興を図ってまいります。