一般質問・答弁書 令和5年6月定例会
質問事項
知事マニュフェスト「これからの4年にむけて」
(2) 県庁舎の建て替えについて
質問要旨
●4年先を見据えたマニュフェストに示された「DXを前提とし、政策上の必要性を第一にとらえた組織の在り方や設置場所の検討」とはどのようなことか伺う。
【答弁者】 知事
答弁要旨
次に、「県庁舎の建て替えについて」であります。
「働き方やデジタル化の在り方にしっかりと道筋を付けないと、結果としてこれまでと同じような県庁舎を造ることになってしまう。」
私は、このような問題意識の下、これまでの4年間、デジタルトランスフォーメーションを強力に進めた結果、ようやくDXの第三段階である、デジタルを前提とした働き方を検討する素地が出来上がってまいりました。
今後は更なるDXを推し進めることにより、県庁舎としての必要な規模やあるいは機能が変わるだけではなく、将来的には、県庁の「位置」や組織の在り方も変わってくる可能性があります。
例えば、県庁に来なくてもオンラインで相談やサービスが利用できることになれば、県民の利便性が向上する一方、県庁所在地としての意味合いが変わってくることになるかもしれません。
また、地域機関で行っている業務が本庁でもできないか、反対に本庁の業務や職員を地域機関に移せないかなど、大胆な着想から、組織の在り方についてもゼロベースで検討する必要があると考えます。
これらを進めることで、業務の効率化により労働時間や移動時間などが削減をされ、職員をフェイストゥフェイスで対応するべき仕事や人にしかできない創造的な仕事にシフトさせることも可能となります。
県庁舎の整備については、単に建物の建設のみならず、仕事の在り方、職員の働き方、組織の在り方などを総合的に検討していくことにより、最終的には、県民サービスの向上につなげてまいりたいと考えております。