平成23年12月定例議会

 平成23年12月定例議会 主な内容  

 

 12月定例県議会は、41億4千9百万円余りの一般会計補正予算を含む33の知事提出議案の内、現行の5か年計画「ゆとりとチャンスの埼玉プラン」後の新5か年計画の策定を、議会内部に特別委員会を設置するために継続審査とした以外の議案と議員提出議案の埼玉県私立学校助成審議会条例を可決し12月22日に閉会しました。

 今回の補正予算の特徴は、さいたま新都心への医療拠点の整備を推進するために、8-1A街区の土地の鑑定評価を行う事や災害医療体制の強化に向けて災害拠点病院に対して、衛星電話や応急医療資機材等の整備費用を新たに助成することなどがあげられます。また、その他の議案で特徴的な物は、「埼玉県自転車の安全な利用の促進に関する条例」で、「ぐるっと埼玉サイクルネットワーク構想」を進める本県の自転車の安全な利用に関して、県、自転車利用者、事業者等の責務や施策の基本となる事項を定めています。

 

 

主な質問事項

刷新の会 石田昇議員(川口市選出)

1.県単位による自動車の燃費基準について

環境対策として、国では来年度をめどに乗用車の新たな燃費基準を2009年度の実績16.3キロ/Lから、2020年度までに20.3キロ/Lにすると定めました。そこで、県としても独自の燃費基準を設けて環境改善に取り組むべきと考えますが、環境部長のご所見を伺います。

 

環境部長答弁要旨

省エネ法による燃費基準は国の定めによるところで、各自動車メーカーは5年ごとに行われる改定基準に適合させるように燃費を改善することが義務付けられています。

燃費の向上については、自動車メーカーに対して国が一律に基準を定め技術開発を促す事が重要と考えます。

●なかやしきの思い●

自動車の燃費対策などの環境対策は、厳しい基準を設けて他県にアピールする事も価値はあるが、定めをどう達成していくのか、具体的な手法を県独自で検討する事もまた重要だと思う。環境性能に優れた自動車導入への補助制度の推進など、消費者へのアプローチも検討課題だと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

刷新の会 井上航議員(和光市選出)

1.不活化ポリオワクチンについて

国のポリオ不活化ワクチンの導入を前に、生ワクチンの危険性を疑う声もある中で、埼玉県での生ワクチンの接種率は何パーセントだったか、また、前年度比どれくらい下落したのか?そして、現状輸入に頼らざるを得ない不活化ワクチンの輸入を県として進められないかお伺いします。

 

保健医療部長答弁要旨

本県でのポリオワクチンの接種率は、昨年度は95%以上でしたが、今年度は80%程度になると思われ接種率の低下が懸念されます。また、国が認可していない不活化ワクチンは個人輸入しか方法がなく、健康被害が生じた場合も国の補償対象になりません。現状、県独自の輸入や補助は考えていません。

 

●なかやしきの思い●

県では、昨年の11月に関東地方知事会を通じて、不活化ポリオワクチンの早期導入、定期予防接種を国に対して要望した。この事からも、不活化ポリオワクチンの必要性は明らかである。神奈川県のように独自の展開で輸入に踏み切った自治体もある。本県にも積極対応を望みたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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