平成24年6月定例議会

 平成24年6月定例議会 主な内容  

 

  6月定例議県議会は、7月6日に、19議案を可決・承認し閉会した。
 可決議案の中には、白岡町の市制施行(10月1日予定)に伴う関係条例の整備に関する条例、県立草加かがやき特別支援学校の設置や県立高校5校の統合など、県学校設置条例の一部を改正する条例などがあった。
 意見書については、わが会派からも提出した、「尖閣諸島の実効支配を推進するための法整備を求める意見書」や「生活保護制度の抜本的な見直しを求める意見書」など5件を可決した。
 また、同日に開かれた、わが会派を含む主要4会派による代表者会議で、海外視察や議会運営などについて検討する「議会あり方研究会」の再開も決定された。

 

刷新の会から、中屋敷慎一が一般質問に登壇しました。

主な質問事項

1.正しい日本語(国語)表記の在り方について

1981年に、漢字制限から、目安であり強制しないとした常用漢字となったが、あいまいさがゆえに、役所の文章の平仮名書き、まぜ書きを誘引している部分もあると思う。
 特に本県では、教育の場面で「子ども」というまぜ書き表記が数多く見受けられる。何らかの意味合いがあるにしても、常用漢字表の「供」(きょう・とも)の欄に例示として示されている「子供」という漢字表記が本県の教育における場面でなぜこれほど少ないのか理解に苦しむ。「供」という漢字は、従者の意を表すとの考えからまぜ書きが望ましいとの意見がある一方、見下げるような意味は全くないとの見解もある。
 知事の目から見ると、本県の「子ども」(まぜ書き)表記事情は、どう映っているのか感想をお聞かせ願う。
 

上田知事答弁要旨

 全く意識をしていなかったが、今回、問題提起をされて、深く考える機会をいただいた。
 結論から言えば、「子ども」ぐらい簡単な漢字をあえて交ぜ書きする必要もないと思う。
 子供は一般的に親についていくのが自然の状態であるし、これまで日本ほど子供が大事にされていた国は基本的にはない。
 「供」という漢字については考え過ぎで、一種の自虐史観ではないか?わざわざ日本人の知的レベルを下げるようなことを、公の部門がするのがいいのかどうか、疑問を持っている。
 知事部局と教育委員会でしっかり意見交換をして、望ましい表記の在り方について結論を出したいと思う。

 

2.障害者の方々にも「埼玉県体育賞」を

障害者と健常者の垣根のないスポーツの普及のために、埼玉県体育賞の授与範囲を障害者の方々にも広げるべきと考えるが、ご所見を伺う。

 

前島教育長答弁要旨

 障害者スポーツの振興の観点からもノーマライゼーション(「障害者を特別視するのではなく、一般社会の中で普通の生活が送れるような条件を整えるべきであり、共に生きる事こそノーマルであるという考え」の事)の観点からも大変意義あることと考えております。そして、この表彰が障害者スポーツに関係する皆さんの一層の励みになるものと認識しております。
 今後、福祉部や県体育協会とも相談しながら、どのような方法で授与範囲を広げていけるか、検討をすすめてまいります。

 

 

 

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