平成24年12月定例議会

 平成24年12月定例議会 主な内容  

 

  12月定例県議会は、21日の最終日に、18才未満の少年少女に入れ墨を施す行為を 禁止する県青少年健全育成条例改正(案)、国の地域主権改革一括法の施行に伴い、保育所や自転車レーンの設置に県独自の基準を設ける条例(案)、国家公務員退職手当の一部改正に伴う県職員の退職手当を引き下げる条例改正(案)などの知事提出議案48件を可決した。また、専決処分した28億円を超える衆議院議員選挙費用も承認した。そして、議員提出による決議については、隣国に不安を与えた「北朝鮮によるミサイル発射に抗議し、拉致問題の一刻も早い解決を求める決議」を採択し、意見書については、新しいエネルギー資源として期待される「メンバーハイドレートの開発を求める意見書」など5件を採択し、国会や関係各大臣への提出を決定し閉会した。

刷新の会 石田昇議員

主な質問事項

青少年健全育成条例の改正について

タトゥーと言ってファッション的要素で入れ墨を入れるような風潮がある中、今回の条例改正については賛成だ。そこで、実際に入れ墨を入れた青少年は、社会生活の中で具体的にどんな不利益を被っているのか? また、条例改正を踏まえ、今後県としてどのように取り組んでいくのかお尋ねする。

県民生活部長答弁要旨

 青少年が被る不利益としては、入れ墨を理由に就職を断られたり、県営プールへの入場が出来ないなどの具体例がある。また、県としては、条例の改正趣旨を、入れ墨を施す店舗へ通知徹底するとともに、将来生ずるであろう不利益を理解しやすい資料を作り、中・高生の生徒指導時に積極的に活用してもらえるように取り組んで行く。

●なかやしきの思い●

入れ墨をタトゥーと呼びファッション的にとらえる。自分たちの時代には考えられなかった事だ。親から預かった自身の体にキズを付けることにためらわないのだとしたら怖い現実だし、それに公が対応しなければならない時代。なんともはやって感じですね。。

 

刷新の会 江野幸一議員

主な質問事項

平成25年度予算編成方針について

平成25年度予算編成の基本方針の柱は、更なる成長につながる事業への重点化、モデル事業発信や民間活力の活用、そして事業の集中化などの手法検討、また、財源を確保し、財政の健全化を維持しつつ、県債残高を着実に減少させるとの事だが、この基本方針はどのように本県に経済効果をもたらすのか?

 

上田知事答弁要旨

 重点化では、引き続き三大プロジェクトを協力に進めると同時に、5か年計画の12の戦略に力を注ぎ、事業発信は、学生ボランティアの活用による、生活保護世帯の中学生の学習支援の取組のような本県の新しい試みを発信する。また、一定程度の予算投入によって、てこの原理を生かした大きな投資を促せるよう工夫を凝らして行きたい。

前の投稿
平成24年9月定例議会
次の投稿
平成25年2月定例議会
メニュー