令和5年6月定例議会/5月臨時会 主な内容
大型補正予算
約183億8千万円を議決
約183億8千万円を議決選挙後初となる県議会は5月23・24日に「5月臨時会」が開催され、第1号補正予算183億8387万9千円の計上等を議決しました。また、6月19日からは「6月定例会」が開催され、「埼玉県税条例の一部を改正する条例」などを議決し7月7日に閉会しました。
5月臨時会で議決した第1号補正予算は、国の「物価高克服に向けた追加策」に対応した、エネルギー・食料品価格等の物価高騰により厳しい状況に置かれている県民及び事業者への支援策です。その概要は次のとおりとなります。
6月23日 一般質問登壇
①物価高騰の影響を受ける生活者に対する緊急支援(46億7877万8千円)
【主な支援】
◎LPガスを使用する一般消費者等に対する支援(40億7029万円)
高騰するLPガス料金の一般消費者等の負担を軽減するため、販売事業者を通じ、緊急的措置として価格高騰の影響分の一部を補助
◎子供の居場所づくり拡大への支援強化(2億3209万2千円)
◎学校給食等の物価高騰に直面する保護者等に対する支援(9003万1千円)
②物価高騰の影響を受ける事業者に対する緊急支援(115億4191万1千円)
【主な支援】
◎福祉施設、医療施設等に対する支援(70億1102万7千円)
光熱費等の価格高騰の影響を緩和し、福祉施設等の運営継続を支援するため、緊急的措置として施設等設置者に対して補助
◎特別高圧電力を使用する中小企業等に対する支援(38億4110万円)
◎畜産農家・酪農家に対する支援(3億6822万円)
◎地域公共交通事業者に対する支援(3億2156万4千円)
③物価高騰の影響を受けにくい経営体質への転換を促す支援(21億6319万円)
【主な支援】
◎中小企業等の省エネ・再エネ設備投資への支援(14億7463万7千円)
中小企業等の体質改善とCO₂排出削減のため、緊急対策枠として、省エネ・再エネ設備の導入費用を補助
◎中小企業等における原材料の転換等の支援(5億1423万8千円)
◎地域内資源を活用した堆肥の活用促進(1億4525万円)
◎企業の価格転嫁に向けた支援(2906万5千円)
農業者等の免税軽油の利用環境改善へ!
6月定例会で議決した「埼玉県税条例の一部を改正する条例」は、主に自動車税(環境性能割)と軽油引取税の改正です。
自動車税の改正は、地方税法の一部改正に伴い、環境性能が高い自動車の普及促進を図るため、税率を決める燃費基準を段階的に引き上げるためのものです。軽油引取税の改正は、原油価格の高騰を受け農業者等の税負担を軽減するとともに、県への報告制度を年1回に簡素化させることで、より免税軽油が利用しやすい環境となります。