一般質問・答弁書 平成19年12月定例会
質問事項
2 広聴の更なる充実について
質問要旨
●県民の声を県政に活かし、開かれた県政を一層進めていくために、県の広聴の更なる充実について、知事の考えを伺いたい。
【答弁者】 知事
答弁要旨
次に、「広聴の更なる充実について」のお尋ねでございます。
私は常々県民の声を代表するのは、地域の実情を知りつくした県議会議員の皆様だと申し上げております。
さらに議員御指摘のように、常に現場の声に耳を傾け、県民の目線で県民の立場に立って県政の運営を行うことが大切であると思います。
そのためには、県民の皆様に十分な説明責任を果たすとともに、県政に県民の皆様の声を積極的に反映させる仕組みが大切だと思います。
例えば就任時に知事への手紙という制度がございました。手紙だけではないだろうということで「知事への提言制度」という形に変えさせていただきました。
なぜか、返事を出すのに1か月ぐらいかかるようなシステムになっておりました。すぐ、原則4日以内に本人に届くような仕組みに変えさせていただきました。
毎日10本ほど手紙、メール、FAXが来ております。小一時間ぐらいこれを処理するのに時間を費やしております。
例えば、窓口の対応が悪いとか、職員の名前を名指しで批判されるようなメールが来たりする場合もあります。極めて有意義な提言もあったりしますし、時々、いやになるようなマニアックなのも正直いってあります。
しかし、いずれにしてもこうした提言そのものは県政への進展のうえで役に立つ、そういう思いを持って受け止めております。
また、平成17年度から県民の皆様のところへ県職員が直接伺い、事業を説明するとともに意見を交換する県政出前講座も開始しております。
平成18年度は利用件数785件、延べ利用者数57,936人で同様の制度を持つ30府県の中では一位の数字であります。
平成19年度上半期も昨年度同期に比べて利用件数が1.9倍、延べ利用者数が1.7倍とさらに利用者が増えております。
私自身、とことん訪問で現場に行く機会をできるだけ持つようにしておりますし、その場で率直な意見交換をする機会をよく設けております。政府のタウンミーティングと違って一切のやらせはありません。
広聴活動をさらに充実させていくためには、こうした取組みを一層進めるとともに、常に時代に応じた見直しも必要ではないかと思っております。
来年度に向けては、若者の積極的な参加やITの活用による双方向の意見交換ができるような、そういう県政モニター制度なども作ったらどうだというような意見も出ておりますので、充実させていきたいと思っております。
十四の心という事を今日、初めて知りました。十四のチャンネルがあるぐらいのそうした広聴活動ができるような事をさらにしっかり組み立てていきたいと考えております。今後ともよろしくお願いいたします。