一般質問・答弁書3

一般質問・答弁書   平成19年12月定例会

質問事項

3 スポーツの振興について

(1)中学校の部活動について

(2)総合型地域スポーツクラブへの支援策について

 

質問要旨

中学校における、運動部活動の外部指導者の活用状況と運動部活動の一層の活性化について教育長に伺いたい。

総合型地域スポーツクラブへの支援策についてのこれまでの取組と、今後、どのような方策を考えているか、教育長に伺いたい。

 

 

【答弁者】 教育長

答弁要旨

 御質問3 「スポーツの振興について」お答えを申し上げます。

 

 まず、(1)「中学校の部活動について」でございます。

 

 議員お話のように、中学校における運動部活動は、人間関係を学ぶ良い機会であり、多感な時期の生徒が仲間や教師とともに汗を流すことで、一層の信頼関係が築かれる活動であります。

 

 また、より高い水準の技能や記録に挑戦する中で、運動の楽しさや喜びを味わい、豊かな学校生活を経験する活動でもあります。

 

 しかしながら、少子化に伴い、学校の規模が小さくなり、教職員の平均年齢が高くなる中で、専門的に指導する顧問教員の確保が難しい現状がございます。

 

 このため、県では、平成14年度から中学校の運動部活動において、生徒たちが外部指導者の指導が受けられるよう、市町村の外部指導者派遣事業に助成をしているところでございます。

 

 外部指導者の活用状況につきましては、現在、57の市と町で外部指導者を派遣する制度があり、県の助成に係る指導者773名を含め、1,284名が活動をしております。

 

 また、中学校における運動部活動の一層の活性化を図るためには、指導者の力量を高めることが大切でございます。

 

 このため、県では、毎年、部活動の顧問教員を対象とした「運動部活動指導者講習会」を開催しております。

 

 今後は、市町村の外部指導者の方も、この講習会に参加いただけるようにし、最新の指導方法などの講習を通じて、さらに指導力が高められるよう努めてまいります。

 

 県といたしましては、今後とも市町村における外部指導者の活用を支援するとともに、顧問教員等の資質向上に努め、運動部活動の活性化を図ってまいります。

 

 次に(2)「総合型地域スポーツクラブへの支援策について」でございます。

 

 総合型地域スポーツクラブは、誰もが、それぞれの体力や年齢、技術、興味などに応じて、主体的にスポーツに取り組める場として大変有効であると考えております。

 

 このため、県では、現在、県立スポーツ研修センターを中心に、総合型地域スポーツクラブへの支援に努めております。

 

 具体的な支援策としてましては、クラブ運営の専門的知識を備えた指導員を配置し、クラブや市町村教育委員会に対して、設立のノウハウや運営に関する助言などを実施しております。

 

 また、クラブ運営の指導者を養成する講習会を開催するなどクラブ運営の核となる人材の育成に努めております。

 

 今後の取組といたしましては、県内の各総合型地域スポーツクラブを構成員とする協議会を12月15日に設立する予定でございます。

 

 この協議会では、クラブ間の指導者交流や用具の貸借などの相互協力、その他運営上の情報交換などを行うこととしております。

 

 また、総合型地域スポーツクラブの活動に多くの方が参加するきっかけづくりのため、県とクラブが連携し、県内スポーツチームの協力を得て、子ども達を対象とする体験教室を開催することなども予定しております。

 

 今後とも、市町村との連携を図りながら、総合型地域スポーツクラブが地域に根ざし、その活動が活性化するよう支援を進めてまいります。

 

 

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