一般質問・答弁書 平成19年12月定例会
質問事項
6 圏央道沿線産業基盤づくりと周辺環境との調和について
質問要旨
●産業基盤づくりにあたって、周辺環境と調和した土地利用をどのように進めていくのか伺いたい。
【答弁者】 橋本副知事
答弁要旨
御質問6 「圏央道沿線産業基盤づくりと周辺環境との調和について」お答えを申し上げます。
県では、圏央道の開通を活かした産業集積に向け、昨年10月に策定した「田園都市産業ゾーン基本方針」に基づき、計画的な産業基盤づくりに積極的に取り組んでいるところでございます。
圏央道沿線地域は、埼玉の原風景ともいえる緑豊かな田園地帯が広がっております。
そこで、産業基盤づくりにあたっては、こうした周辺環境との調和に十分配慮しながら進めることとしております。
具体的には、例えば、先導モデル地区のひとつであります、先月、事業に着手した「川島インターチェンジ北側地区」では、高木を植栽する空間を、幅10メートル、総面積約3.8ヘクタールの規模で周囲に設置する計画となっております。
また、新たに整備する公園や緑地約3ヘクタールを隣接する中学校や住宅地の周辺に集約して配置することで、緩衝帯としての昨日を持たせるよう誘導したところでございます。
さらに、周辺の生活道路につきましても、町において拡幅整備を行うなど、生活環境に影響のないように配慮されているところでございます。
一方、インターチェンジや産業団地の周辺部においては、開発需要の高まりから乱開発も懸念されるところでございます。
そこで、都市計画法や農地法に加え、景観法を活用し良好な景観への誘導に努めるなど、乱開発の抑止に総合的に取り組むこととしております。
県といたしましては、県境を大切にした秩序ある土地利用の実現に向け、引き続き市や町と連携し、緑豊かな田園環境と調和のとれた産業基盤づくりを推進してまいります。