一般質問・答弁書6

一般質問・答弁書   平成25年6月定例会

質問事項

6  農産物の販路拡大支援について

 

質問要旨

本県の地理的ポテンシャルを活かしつつ、差別化の難しい状況の中で、今後本県農産物の販路拡大に向けたブランド化などに、どのように取り組もうとお考えなのか

 

【答弁者】 農林部長

答弁要旨

  御質問6「農産物の販路拡大支援について」、お答えを申し上げます。

 県では、国内外との産地間競争の中で、本県の農産物が消費者に選ばれ販路の拡大が図られるよう、平成17年度からブランド化に取り組んでおります。
 本県のブランド農産物と言えば「狭山茶」や「深谷ねぎ」、さらには、埼玉県のブランド米として定着いたしました「彩のかがやき」などが挙げられます。
 近年では、梨の「彩玉」、園芸品種としては初めて香りを出すことに成功いたしました「芳香シクラメン」など、埼玉県オリジナルのブランド農産物も育っております。
 これらに加え、産出額が全国トップレベルのさといもやブロッコリー、他産地と比べ差別性がある彩の国黒豚や彩のもろこ、県民投票で常に上位のいちごなど、全部で46のブランド推進品目を選定し、進めているところです。
 これら商品の評価を高めるため、大消費地の中に産地があるという立地条件を活かしたPRを行っています。
 知事を先頭に、大田市場でのトップセールスをはじめ、県内各地の量販店、直売所などで、昨年度は66カ所、延べ140回のキャンペーンを実施しました。
 議員お話しの「県産農産物サポート店」は、本年5月末現在で2,065店舗となっており、県産農産物のPR拠点となるとともに重要な販売先となっております。
 また、今年度からマスコミや野菜ソムリエ、専門誌編集者など情報発信力の強いみなさんと県内の産地を巡る「ブランドアップツアー」を実施しています。
 消費者が生産者に何を期待し、どのような取り組みに興味を示し、支持してもらえるかを知る良い機会となっています。
 生産者にとっては当たり前と思っていたことが、外部の方からみると商品の魅力、強みであり、この発見がブランドへのステップアップにつながるものと考えております。
 外からの意見や提言に学びながら、自分達の農産物の魅力に気付き、産地自らがその魅力を磨いて、本気でブランドに育てていく、こうした取り組みを支援してまいります。
 県内の産地が競い合い、それぞれのブランド化に取り組むことが、一層の品質向上、新たな販路拡大につながるものと考えております。
 今後とも、産地や農業団体などと連携し、販路拡大につながる本県農産物のブランド化に取り組んでまいります。
 

 

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