2016一般質問・答弁書3

一般質問・答弁書   平成28年12月定例会

質問事項

3  平成28年度全国学力・学習状況調査結果を受けて

 

質問要旨

「文章を読み解く力」の涵養のため抜本的な対策を講じ、埼玉県学力・学習状況調査で検証する必要があると感じているが教育長の見解を伺う。

 

【答弁者】 教育長

答弁要旨

 御質問3「平成28年度全国学力・学習状況調査結果を受けて」についてお答えを申し上げ ます。
 議員お話しのように、子供たちが本に親しみ、読書を習慣化することは学力を伸ばす上で大切であると考えております。
 全国学力・学習状況調査の本県の調査結果では、全く読書をしていない児童生徒の学力は低い状況でございます。
 また、全国的な傾向として「読書が好きかどうかと学力との関連が高い」ことも明らかにされております。
 こうしたことから、学力を向上させるためには、本に親しむ機会を増やしつつ、児童生徒にしっかりと文章を読み解く力を育成していくような読書の質的向上も必要だと考えております。 読書の機会を増やすことにつきましては、学校が保護者を招待して、子供と共に読書を楽 しみながら家庭での読書の習慣化を図るなど特色ある取組もありますので、こうした事例 の普及にこれまで以上に力を入れていきます。
 読書の質的向上については、国語で文章の意味や作者の意図を的確に理解する力を育成し 、それを社会や理科など他の教科等において活用できるよう教科を横断して指導していく ことが重要でございます。
 教科を横断した指導については、かねてから市町村に働きかけてまいりましたが、文章を読み解く力の育成という観点でどのような指導が学力の向上に効果があるのか研究し市町村に発信したいと考えております。
 そこで、指導の効果を検証できるよう、来年度における県学力・学習状況調査の内容をさらに工夫するとともに、見出された効果的な指導について県として積極的に普及してまいります。

 

前の投稿
2016一般質問・答弁書2
次の投稿
2016一般質問・答弁書4
メニュー