2023一般質問・答弁書6

一般質問・答弁書   令和5年6月定例会

質問事項

本県農業を支える試験研究の推進について

質問要旨

「試験研究」の果実をどのように本県農業の経営発展に結び付けていくのか、農林部長の決意を伺う。

【答弁者】 農林部長

答弁要旨

中屋敷慎一議員の御質問6「本県農業を支える試験研究の推進について」お答えを申し上げます。

農業者が減少傾向にある中、将来にわたって担い手を確保していくためには、農業の収益性を高め魅力ある産業にする必要があります。

県の試験研究は、生産者の努力だけでは対応できない技術的な課題を解決する重要な役割を担っており、中でも品種開発など付加価値を高める試験研究は農業所得の向上につながるため、力を入れたいと考えています。
品種開発に当たっては、生産者や市場など幅広い声を聴いて栽培上の課題や実需者ニーズを把握し、それに対応した選抜を行い、市場競争力のあるヒット性の高い品種を生み出していきます。

これまでも、いちごの「あまりん」は良食味で色、光沢が優れた観光直売向け、「べにたま」は良食味で収穫開始が早く輸送適性のある市場出荷向けとして、販路に合わせて評価される品種を開発してきました。
現在、水稲では粒が大きく大吟醸酒に適する酒米品種、果樹では収穫時時期が早く良食味の梨品種の開発などを進めており、いちごに続いて実需者から高い評価が得られるよう取り組んでまいります。

こうして開発された品種を、市場などと密接に連携しながら販売拡大につなげ、本県農業の経営発展に結びつけてまいります。

併せて省力、低コスト化など生産技術の試験研究にもしっかりと取り組み、収益性の高い農業を確立してまいります。

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