2023一般質問・答弁書1-3

一般質問・答弁書   令和5年6月定例会

質問事項

知事マニュフェスト「これからの4年にむけて」
(3)  順天堂大学附属病院の整備について

質問要旨

知事のマニュフェストの中で、病院誘致に係る部分は「新規病院誘致」と記されているのみだが、この新規病院とはいったい何を指し示すのか、知事の所見を伺う。

順天堂大学附属病院の整備は成し遂げなければならない最重要課題だと思うが、知事は何故それをダイレクトに、マニュフェストに記さなかったのか、知事の所見を伺う。

基本設計期間の3分の2を迎える今、設計や関係者との調整は遅滞なく進んでいるか、知事の所見を伺う。

【答弁者】 知事

答弁要旨

次に、「順天堂大学附属病院の整備について」の新規病院は何を指し示すのかについてであります。

私のマニュフェストでは、新規病院誘致により医療人材を確保していくことをうたっております。
ここでいう新規病院とは、現在整備を進めている順天堂大学附属病院を指し示すほか、公募により病院整備を行うことで医師が確保されることから、病院整備計画の新たな採択により、新規に開院する病院も含んでおります。

次に、マニュフェストに順天堂大学附属病院をダイレクトに記さなかった理由についてであります。

マニュフェストに記載してありますとおり、医師の確保が目的であります。
この医師の確保は順天堂大学附属病院の整備をはじめとする新規病院整備のほか、地域枠奨学金制度や後期研修医獲得のための事業など、様々な取組により行うべきものだと考えています。

そのため、マニュフェストの中に、順天堂大学附属病院の名称のみを取り上げて記すことはしなかったものであります。

次に、基本設計期間の3分の2を迎える今、設計や関係者との調整は遅滞なく進んでいるのかについてであります。

整備計画を予定どおり進めるため、副知事とさいたま市副市長とが毎月連絡会議を行い、進捗状況について情報共有を行っているほか、県、さいたま市及び順天堂大学の3者の実務担当者が毎月集まり、進捗状況の確認を行っております。

現在、大学では詳細な病院配置の検討を行っており、例えば敷地内への水道の引込みの位置や水道管の大きさなどに関わる協議を、設計会社とともにさいたま市と行っていると伺っております。

大学に確認をしたところ、工程に沿い順調に進んでいるとの報告を受けております。

議員御指摘のとおり、順天堂大学附属病院の整備は、国が医学部新設を認めない中、医師派遣の拠点を構築するとともに、県内で勤務する医師を確保し、医師不足を解消するための大変有効な手段でもあります。

令和9年11月の開院に向け、タイトなスケジュールではありますが、引き続き、関係者間の調整を行うとともに、定期的に進捗状況を確認し、大学に対し、工程に遅れがないようしっかりと要請をしてまいりたいと考えております。

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