一般質問・答弁書 平成28年12月定例会
質問事項
2 次世代施設園芸拠点の整備について
質問要旨
●今回の決議違反に断固として強い処置を取らざるを得ないと考える。議決を実行する意思があるのか、岩崎副知事の見解を伺う。
【答弁者】 岩崎副知事
答弁要旨
御質問2「次世代施設園芸拠点の整備について」お答えを申し上げます。
議員お話のとおり、次世代施設園芸拠点支援事業につきましては、これまで2度の附帯決議をいただいております。
県といたしましては、これらの決議を重く受け止め、私や農林部長が幾度となく国及びイ オンアグリ創造株式会社と調整を行ってまいりました。
国との調整において国からは、「この事業は国の攻めの農林水産業の大きな柱と位置付けている。 施設園芸の構造改革ともいえ、産官学全ての英知を結集されて農業にイノベーションを起 こそうとするものである。 全国10か所の拠点の中でも次世代施設園芸埼玉拠点は首都圏で唯一であり大きな期待を寄 せている。 何よりもまず、現在のスキームで拠点を完成させ、成果目標の達成に向け取り組んでいた だきたい。 イオンが5年間事業を行い、その後、埼玉県が主導して行うことは制度的に不可能ではな いが、この件についいてイオンの同意が得られないとなると、事業遂行は極めて厳しくな るのではないか。」との回答を国からいただきました。
また、イオンアグリ創造株式会社との調整では、「この事業の実施に当たっては、現行の 事業計画でイオングループ内の合意をとっている。 このため、県からお話しのあった5年後に県に譲渡することについては困難である。 埼玉拠点が稼働してから5年後を目途に、県と共同して次世代技術の実証・普及の成果を 検証する。」との回答がございました。
引き続き、国と県と県議会の方向性に沿うように、イオンアグリ創造株式会社に対し、適切に対応してまいります。
今後とも、県民の代表である議会や県民の皆様の声をしっかりと伺い、県行政の推進のため誠心誠意取り組んでまいりたいと存じます。