埼玉県議会動物と共生する社会を推進議員連盟
~ 2008/7/8 ~
7月8日(火)先週末に6月定例会を終え「ホッ」とした気持ちで動物議連の視察に出かけた。昨年度からの議員経験の中で技研の視察は初めての経験である。まず、午前中の目的地は、熊谷市にある「埼玉県動物指導センター」。現地につくと「ホッ」とした気持ちはいっぺんで吹き飛んだ。視察前の勉強会の内容によると、県内の犬・ねこの致死処分数は昭和60年当時と比べると、およそ5分の1程度に減少しているとはいえ、
犬 3,600頭あまり、 ねこ 5,500匹 を超える数に達している。このセンターは、動物愛護普及啓発事業、動物の正しい飼い方普及啓発事業、アニマルセラピーボランティア・動物愛護ボランティア連携事業を業務内容とし、同時に致死処分も実施している。子犬の場合は運良く譲渡されていくケースも多いらしいが、成犬の場合はなかなか難しいらしい。 また、施設全体の印象としては老朽化と狭隘化が進んでいて、すぐにも何とかしなければならない状況である。
午後は、さいたま市の同様の施設「さいたま市動物愛護ふれあいセンター」を訪ねた。ここで驚いたのは施設設備が最新であったこと、中でもセンターに犬をマイクロチップが埋め込まれているか否かをチェックできる装置のついたゲートをくぐらせるシステムがあったこと。これによりチップによる情報管理が出来て、飼い主のもとに帰れるのだそうだ。まだまだ普及しているとはいえないが、期待の持てる仕組みだと思った。
癒しを与えてくれて家族の一員として共に暮らしているペット。飼い主のモラルとして、命を全うするまで共に過ごしたいものである。
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