教育改革・文化・スポーツ振興特別委員会視察7月21~23日

教育改革・文化・スポーツ振興特別委員会 遠県視察
                          
~ 2009/07/21~23  ~ 

 

福井県庁

 福井県は、小中学生を対象とした全国学力テスト及び全国体力テストで、ともに全国1,2位の好成績を収め、同県の教育力の高さが注目されている。

 説明の中からその特徴として、歴史的に見ても非常に長いスパンで、家庭・地域・学校の連携がしっかりとしている。共に働き・共に支えあう、人と人のネットワークが強く残っている。など教育環境も整っているように感じた。また、分かりやすい授業を行い優れた実績を上げている教師を「授業名人」に任命し、公開授業などを通してノウハウの伝承が図られているなど教員の熱心さも強く感じた。

 教育に関して特効薬はなく、関係するすべての人々のあきらめない努力こそ何よりも必要だと改めて感じた。

 

 

石川県立総合養護学校

 石川県立総合養護学校は、肢体不自由と知的障害に対応する石川県初の総合養護学校だ。

 「金沢こども医療福祉センター」とも通路によりつながれていて医療的ケアも整っている。また、「地域支援棟」も設置し専任スタッフによる小中学校への巡回相談なども行われ、地域の特別支援教育のセンター的役割も担っている。非常に整った設備を持つ学校で、卒業後を考えたキャリア教育と進路指導体制も充実している。

 障害を持つ人々の自立のためには、就労をどう確保するかは最も大きな課題である。好況・不況に関係なく障害者の継続的な雇用を確保する。わが県でも全く同様に大きな課題です。

 

 

金沢21世紀美術館

 兼六園・金沢市役所の間に位置する金沢21世紀美術館は、「新しい文化の創造」と「新たなまちの賑わいの創出」を目的に開設された。外観も白色を基調としたモダンなガラス張りだ。驚いたのは、建物内部が、有料の展覧会ゾーンと無料の交流ゾーンに分けられていて、建設のコンセプト通りの「まちに開かれた公園のような美術館」であることだ。

 昨年度は156万人もの入館者を記録し今や金沢の名所の一つにもなっている。周りの環境を含め素敵な空間・空気を体感できた。

 

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

       

”ののいちっ子を育てる”町民会議

 野々市町は、平成15年から、学校・地域・行政が一体となり「小中学生に携帯電話を持たさない運動」を展開している。

 その取り組みは、たんに不所持を推進するにとどまらず、ネットやゲームなどの危険性を踏まえ、情報メディア環境から子供を守るところまで進んでいる。その甲斐もあって、事後野々市町での補導件数は減少を続けている。説明に当たって非常に熱心な役員さんがいらした。こういった問題に対処するには、明確なルール作りと運動の拡大に向けた推進役の熱意こそ何よりも重要だと感じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

前の投稿
企画財政委員会視察7月13~15日
次の投稿
無所属刷新の会 会派視察 東京ガス施設 8月26日
メニュー