一般質問・答弁書 平成24年6月定例会
質問事項
6 ドライバーの更なる安全意識の喚起について
質問要旨
●免許証を持ち続けるためには必ず受講する運転免許更新時講習の機会を、ドライバーの更なる安全意識の喚起の場ととらえることについて、お伺いしたい。
【答弁者】 警察本部長
答弁要旨
御質問6「ドライバーの更なる安全意識の喚起について」、お答え申し上げます。
議員ご質問のとおり、交通事故防止のためには、一人ひとりのドライバーの交通安全意識を高めることが不可欠であり、あらゆる機会をとらえた交通安全教育が必要であります。
更新時講習は、運転免許証の定期的な更新の機会をとらえて、道路交通法令、道路交通事情等について講習を行うことにより、安全な運転に必要な知識を補い、運転者の安全意識を高めることを目的として実施しております。
この講習は、受講者の違反・事故歴に応じて講習時間・内容を変えており、優良運転者30分、一般運転者1時間、違反運転者2時間という区分により、きめ細やかな講習を行っております。
本県では、年間約100万人の県民が受講しており、更新時講習は、安全意識の喚起の場として重要な機会であると考えております。
講習内容は、最近の法令改正をはじめ、運転者の心構えと義務、安全運転の知識や道路交通の現状と県内の交通事故実態にあわせた具体的かつ、タイムリーな内容としております。
一例として、昨年の東日本大震災に伴う計画停電が実施された時期には、信号機が滅灯している場合の「交差点における一時停止、左右の安全確認の励行」を指導するなど、時々の情勢に応じた内容も取り入れております。
今後とも、更新時講習においては、いわゆる脱法ハーブの危険性に触れるなど、その内容の充実を図り、ドライバーの更なる安全意識の喚起に努めてまいります。