平成22年6月定例議会

 平成22年6月定例議会 主な内容  

 

 

 6月定例会は、参議院選挙の投開票が7月11日に行われたことなどから、開会を遅らせ、7月14日に開会し、62億1131万円の一般会計補正予算案など18議案が提出されました。

 最終日の4日、秩父山中で遭難救助中の県防災ヘリ「あらかわ1」が墜落した事故の影響で県所有の防災ヘリが「あらかわ2」の1機になったことを踏まえ、再発防止とともに早期の2機態勢に戻すよう求める決議案を全会一致で可決するなど、知事提出17議案、議員提出12議案を可決、承認し、人事案件1議案に同意して閉会しました。

 

 

 

わが会派からは、舟橋一浩議員が質問に立ちました。

 

内部障害者が安心して暮らせる社会づくりについて

 内部障害とは、心臓・腎臓・呼吸器・ぼうこうまたは直腸・小腸・ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能など6つの内部臓器障害であり、血液の循環や浄化、呼吸、排せつ、消化、免疫(感染防御)など、生命を維持するという観点から大変重要な機能障害です。

 内部障害者の抱える問題点としてあげられるのが、外見からは障害者であることがわからないことです。周囲に知らせない限り理解を得られにくく、電車の優先席に座っていて心ない言葉を浴びせられたりと、当事者にとってはつらい状況にあります。このような状況を回避しようと、平成19年9月に設立されたNPO法人「ハート・プラスの会」では、内部障害者の方々の存在を視覚的に示し、理解の第一歩とするために「ハート・プラスマーク」の利用を広く呼びかけています。そこで私は、この活動をさらに大きな活動とし、県民の内部障害への理解を深め、ノーマライゼーション意識あふれる埼玉県を作り上げるべきと考えますが、知事のご所見を伺います。また、この問題への取り組みに関して、NPOとの協働という活動にとどめるのか、県としてイニシアティブを持った活動としていく考えがあるのかをお伺いします。

 ハート・プラスマーク

 

上田知事答弁要旨 

 私も平成20年の12月に内部障害をテーマとしたシンポジウムに参加し、内部障害は外見からわからないので苦労されているという状況をお聞きしました。この問題のもっとも重要な点は、いかに内部障害者の方々が内部障害者であるかということをわかっていただく取り組みが必要であるということだと考えています。翻って、国内でのハート・プラスマークの認識は十分とはいえない状況です。公共スペースでマークを表示し、その存在を示すことが大変重要だと考えます。また、今後もう少しハート・プラスマークそのものイコール内部障害ということがわかるようなうちこみもする必要があるとも考えています。

 

★なかやしきの思い!

 障害者への対応というと、公共の駐車スペースにある「車いすマーク」を思い出す。今回このマークだけでは知らしめることの難しい障害者の皆さんもたくさんいて、ご苦労されていることを知った。NPOの皆さんの努力と、行政の取り組みが最大限の効果を発揮できるように、サポート出来ればと考えている。

 

 

 

  

 

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